出た!オピだあ、これ何で光ってんの?蛍光色?ライトボックスか。

#1 ジュリアンオピー

藤井フミヤがアートを巡る連載「ART DAYS」
第1回目は7月10日から9月23日まで東京オペラシティーアートギャラリーで開催中の「JULIAN OPIE」の展覧会です。

ジュリアン・オピーを最初に見たのが何年前だったかもうわからないけど、今も好きで、いいなと思う。初めて見たのがニューヨークのMOMAだな。何だろう、すごく簡略化された線なのにすごくポップで、なんか単純なのに見てられるアートじゃない?なんていうんだろう、ずーっと見てられないポップアートもあるけどオピーは長く見ていられる。
コンピューターが出てから作られたグラフィックだけど、最初に見た時には「うわ!やられた!このセンスは凄いっ!」そういう感じだったね。
今回は素材とかがさらに進化してたね。
でかいやつはさ、当然出力のプリントと思ったら全然違ったね。多分木をカットして塗ったパネルの組み合わせだった。
驚いたよね、だからそうそう簡単には作ってなかったっていう。
デパートの壁とかに掛かっているような大きな出力したやつなのかと思ったら大間違いだったね。
あの大理石もそうだったし、鯉の電光掲示板みたいなやつとか、なんか細かいところまでセンスがいい。
自分の作風に対するアイデアもあるし。
もともと外にも展示できそうな作品のデザインではあったから「あぁなるほどね」と思ったし。
家に置けるものもあるし絶対に置けないものもあるし、驚かしみたいサイズ感もすごかった。
しかしあんなでかい作品は新国立美術館で見たミュシャ以来だよ。
今回のオピーはギャラリーでやったって事は作品が売ってるんだろうね?
なかなかお金持ちのコレクターでもあのサイズは買えないでしょ。美術館が買うのかなぁ?
いやー凄かった!かなり感動しました!

これ厚みがあるね、すごい技術だなあ。まあでもこんだけでかいと気持ちいいよね。

この感じ、まさにザ・ジュリアン・オピーじゃん!ここからどう変わるんだろうね?

あ!あの風景、いいね・・あれ!これも立体的になっちゃったんだ。

自然の風景でありながら自然って感じがしないね。横から見るとめっちやかっこいい!

会場の床に電気の線がひとつもない。まるで隙のない完璧主義者だね。